「蘭亭序」を暗唱できれば無料で王羲之故居を見学できる

2025年1月1日から、王羲之故居は通年で「蘭亭序」の全文を暗唱し、スタッフが資格があることを確認した場合、景区の当日有効チケットを1人1枚まで無料で入手できる。

優遇措置を受けられなかった観光客も「蘭亭序」を暗記することで無料で入園でき、王羲之旧居を楽しむことができる。王羲之故居は2014年から経典暗記でチケット無料のキャンペーンを実施しており、上巳節、端午節、中秋節などの重要な祝日に実施されてきた。今回の「経典暗記チケット無料キャンペーン」は2025年1月1日から始まり、2025年12月31日まで実施される。景区の関連責任者によると、今後も継続するかどうかは、具体的な状況を見て決める。

王羲之故居保護センター党支部の武暁晨書記は記者に次のように語った。この活働が始まって以来、観光客の参加意欲は高まり、一致した好評を得ている。「『蘭亭序』を暗唱して王羲之故居を楽しむことによって、観光者は単なる遊びから参加性、インタラクティブ性を持った楽しみ方に変わることができます。」

12月31日午後、季さんは入場券を購入した後、王羲之故居を見学した。季さんは、「経典を暗記すると入場券が無料になり、観光客に挑戦したい気持ちを持たせます。次回は『蘭亭集序』を暗記することで、もう一度入場券が無料になることを期待しています。このようなイベントが国内の他の文化観光地でも行われるといいですね」と語った。

他には、四川省剣門関景勝地は「蜀道難」を、湖南省岳陽楼景勝地は「岳陽楼記」を、安徽省楚州市琅琊山景勝地は「酔翁亭記」を、山東省曲阜三孔景勝地は「論語」を暗唱できれば無料で観光することができるという。

武暁晨さんは「今回のイベントが古典伝統文化を発揚し、観光地の文化イメージを高め、観光経済の発展に助力するなど、積極的な役割を果たすことを期待しています。今回の無料イベントが、観光客が伝統文化から栄養を吸収し、臨沂観光ブランドに磨きをかけられることを心から願っています」と述べた。